税金払いは、結局「これ」がお得!
税金の支払い方法には現在、「現金(口座振替含)」・「スマホ決済」・「クレジットカード」の選択肢がありす。
数年前までは、「スマホ決済(PayPayなど)」ではポイント獲得も可能でしたが、現在では、ほぼ全ての主要決済会社でポイントは付かなくなってしまいました。
しかし、現在でもポイントが獲得できる唯一の方法が、クレジットカード(クレカと略すことが多いので、これより下の文章はクレカと表示します)払いです。
現在は決済手数料が見直されたり、新規のクレカ決済企業が出てきたりして、
決済手数料 < ポイントバック(1P=1円)
の状態になっているものもあります。
全ての税金の支払いが、クレカ払いに対応しているわけではありませんが、もし支払方法がクレカ対応していて、決済手数料よりポイントのほうが上回るなら、利用すべきでしょう。
以前は、決済手数料の方が高かった
以前(スマホ決済でポイントが付いていた頃)は、クレカ払いで税金を支払うと、ポイントよりも決済手数料の方が高く付いて、結果的に「損」をする事態が起きていました。
例えば、10,000円の税金支払いがあったとして、「ポイント」は1%バックで100ポイント付くのに、「決済手数料」で110円といった感じです。
この状態だと、ポイントを100ポイントもらえて1P=1円の価値だとしても、実質的に10円の損失が起きてしまっていました。
現金では当然ポイントは付かないので、利用できる環境であれば「スマホ決済」の一択だったと思います(以前は決済手数料がかからずに、ポイントが付くスマホ決済がありました)。
「クレカ決済」できるのは
現在、納付書が自宅に届き、私が個人で直接支払う税金は、「自動車税」と「固定資産税」だけです。
そのうち「自動車税」はクレカ払いに対応しておらず、「固定資産税」のみがクレカ払いをすることが出来ます。
税金はコンビニで支払えるといっても、納付書をもってコンビニに行くことはなく(ついつい期日までに支払い忘れそうになる)ので数十円の損失ならいいか…と思い、以前から「固定資産税」はクレカ払いをしていました。
すると、
今年度から、「決済手数料」が少し下がっていたのです。
※因みになのですが、「固定資産税」は一括で支払っても4期に分けて支払っても金額は同じなので、私は分けて納付しています(ポイント獲得も、手数料の加算の仕方の仕組み上、わずかながらお得にもなります)。
※決済機関(決済会社)は、自治体(市町村)が選択していますので、決済機関で手数料は違うと思います(他の自治体は確認していません…「FーREGI・公金支払い」であれば私の利用している自治体と同じです)。
実際の記録で比較
☆2022年度までのクレカ決済状況
☆2023年度のクレカ決済状況
市の決済機関の変更により、単純に決済手数料(システム利用料)が330円 → 205円になっているので、手数料が125円下がっていることになります。
利用金額に対しポイントバックが1%だと270P(利用料金100円以上でポイント対象なので、手数料にも別途ポイントが付きます)なので、
昨年度までの330円では-57円(内訳270P+3P-330円)でありますが、
今年度の205円では+67円(内訳270P+2P-205円)です。
☆実際に獲得したポイント
ちゃんと、決済手数料(システム利用料)にもポイントが付いています。
「固定資産税」は、この額が四期ありますので、年間で67円×4期=268円です。
因みにこれは、「建物」だけなので、「土地」分も入れたら(土地の方が、固定資産納税額は少ないです)実際のお得額は、年間400円ほどになります。
まとめ
税金も支払わなくては、強制徴収や財産差押えの対象になってしまいますので、逃げることはできません。
ですから、少しでもお得な方法、支払額を減らせる方法を模索するのは大切な考え方です。
たかが数十円かもしれませんが、払い方によれば数百円、何年も支払えば数千円と、積み重なっていきます。
必ず支払わなければならないものですから、お得な方法を選びましょう。
基本的には、ポイント制度がある「クレカ」であれば、どれでもポイント付与がありますが、ごくまれにポイント対象となっていないクレカもあるので注意が必要。
しかし、一般的に聞き馴染みのあるクレカを利用するのであれば、心配ないと思います。
不安であれば、カード会社のサイトを確認してみるのがお勧めです。
これがもし、面倒くさい支払方法だったり、手間や時間がかかるものだったらお勧めする必要もないのですが、「一番楽な方法」且つ「一番お得な支払方法」なのでお勧めします。
☆「FーREGI・公金支払い」の場合の利用手順
①「FーREGI・公金支払い」サイトを開き → ②納入通知書にあるバーコードをスマホカメラで読ませて → ③クレカ情報を入力…の3ステップで全て終了です。
アプリなどのダウンロードは必要なく、納入通知書にあるQRコードをカメラで読ませるか、お住いの自治体のホームページの税金支払い問合せページから、簡単に支払いサイトにつながります。
勿論ですが、「FーREGI・公金支払い」を利用している自治体のみ可能な利用方法です。
わずかな額ですが、ちょっとの積み重ねが大きな差を生みます…一度やり方を覚えたらとても簡単なので、「現金派」や「スマホ決済派」の方は、是非試してみてください。