「愛車」簡単メンテ

(4)・ボンネットを開けて、【ウォッシャー液】を自分で入れてみよう!

ボンネットを開けられたら、お店もありがたい?

自分で出来る自動車のメンテナンスで、「これは迷わずに、すぐに出来るんじゃないかな?」と思うのが、この「ウォッシャー液の補充」です。

あまりにも簡単すぎるので、お店では無料で提供してくれる所も多いですし、オイル交換等の整備次いでに「ウォッシャー液の補充」をお願いしても、まず嫌な顔をすることはないでしょう。

なぜなら、ウォッシャー液は水色をしていますが、そのほとんどは水だからです。

補充にコストもほとんどかかっていないでしょう。

自分で購入すると、撥水はっすい剤入りや氷解のものもありますが、お店で無料補充してくれるものに、そのようなものは入っていません。

それに、ボンネットを開けて確認することで、他の消耗しょうもう部品などの「交換」や「補充」などの有料メンテナンスを発見し獲得できるため、お店側も「ボンネット」の中のエンジンルームの状況を確認したいのが本音です。

ですが、今回は自分で補充するための方法を紹介します。

自分でボンネットを開けてみよう

私は、「簡単に出来て時間のかからない事は自分でやろう…」を基本としているので、「ウォッシャー液の補充」も自分でやっています。

冬場のスタッドレスタイヤの付け替えなども、自分でやろうと思えばできるのですが、これは時間ロス、体力ロスも大きい為に毎回お店に依頼です。

タイヤ付け替え(ホイールに組んである)の作業は、お店だと2,200円の30分程度で済むのですが、その作業を自分でやろうとすると、半日や1日がかりになってしまい、子どもと遊ぶ時間や、家を掃除する時間等を失い「時間的なムダが発生するから」です。

「2,200円 < 子どもと遊ぶ時間」との考えですね。

少し話がれましたが、「ウォッシャー液の補充」の前にはまず、「ボンネット」を開ける必要があります。

開け方は超簡単、まずは運転席の右下(アクセルペダルの右横)にあるレバーを手前に引っ張るだけです。

ボンネットを開ける手順

ボンネットを開ける手順(運転席のレバー解除後)

1・運転席右下のレバーを解除すると、「ガチャ」という音とともにボンネットがほんの少しだけ浮きます。

2・そうしたら、間に手を入れて、真ん中あたりにレバーがあるので、前後左右(車によって)どこか動く方にレバーを動かすとロックが完全に外れるので、ボンネットを上に持ち上げる。

3・すぐ近くにボンネットのストッパー(つっかえ棒)がいるので、それを起こしてボンネットを固定する・・・・・この時片手でボンネットを支えるようになりますが、ボンネットは意外に軽く、女性でも支えられる重さですので大丈夫です(どうしても片手作業が心配であれば、止めておきましょう)。

外国車等では、この「ストッパー」は無いものもあります(トランクのようにシリンダーで支えている…この場合は、閉め方もトランクと一緒です)。

ストッパーを指す位置は矢印等で示してあります。

車によって左右の位置など多少の違いはありますが、ほとんど似たような感じです。

ウォッシャー液の補充場所

ウォッシャー液の準備が出来たら後は、フタを開けて中身を入れるだけです。

ほとんどの車は、左右どちらかの前輪タイヤの上くらいに位置しています。

わかりやすい色とマークで存在感があるので、すぐに見つかるでしょう。

フタは簡単に開閉できますので、最後に閉める際は、「パチッ」と音がするまでしっかり閉めてください。

多少周囲に飛び散るかもしれませんが、気にしなくて大丈夫です(が、バッテリーや配線部分には、かからないように注意です)。

ボンネットの閉じ方

ボンネットを閉じる手順

1・ボンネットを閉じるときは、まず片手でボンネットを支え、もう一方の手でストッパーを外す(このとき元の位置に固定)。

2・ボンネットを支えながら、ゆっくり降ろしていき、ある程度の高さまで来たら(隙間が30㎝くらい)、勢いをつけるために手を離し、ロックをかける(このとき、手や物を挟まないように注意!)・・・・・「バンッ」と音がしますが、閉まった確認になります。

3・隙間に手を入れてみてレバーを動かせたら、ちゃんと閉まっていないので、もう一度、今度はさっきより少し高めの位置から手を離して閉めてみましょう・・・・・もちろん閉まるまでやります(下まで普通に降ろすとロックがかからず、閉まりません)。

スタートボタンを押した時に、ボンネットがちゃんとしまっていないと、最近の車はこのような警告画面が速度メーター画面に出てきます。

この場合はもちろん、もう一度やり直しです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ボンネットの開け方と閉め方、ウォッシャー液の補充の仕方まで確認できたと思います。

自動車に関して重要な部品は、ほとんどボンネットの中に詰まっていますので、他の部分を補充や交換をすることはお薦めしませんが、ウォッシャー液だけは別格で、その中身もほとんどが水で危険度も極小なので、チャレンジしてみて欲しいです。

私が薦めているのは、「出来ることは何でも自分でやろう…」ではなく、「簡単で、しかも時間のかからないことは自分でやってみよう…」という考えの内容になります。

最近は固形のものもあり、水とその固形物をタンク内に投入し、ウォッシャー液タンクの中でウォッシャー液を生成する商品もあるようです。

無理強いはしませんので、興味があればやってみましょう。