車検の「法定費用」が、クレカやスマホ決済で支払いOK
最近、車検を受けたのですが、なんと…車検の「法定費用(税金)」がクレジットカード(クレカ)やスマホ決済で支払えるようになっていました。
私の行った店舗では、「PayPay」のみの対応でしたが、それでもこの変化はとても大きな出来事。
例のごとく(私の好きな)「税金」を支払って、ポイントGetが可能に
他の店舗でもクレカのみ対応だったりして、「支払は何でもOK…」とまではいかないのですが、とにかく現金以外で支払えるようになったので、車検に「現金」を持っていかなくてよくなりました。
車検の「法定費用」とは?
車検の「法定費用」とは、税金のみではなく、以下の3つをまとめての呼称です。
①自賠責保険
「自動車強制保険」とも呼ばれ、車検時に2年分を前払いしますが、これを支払わないと車検が通りません。
一般に皆さんが言う自動車保険は「自動車任意保険」のことで、被害者はもちろん自動車の所有者や利用者も守るものです…
「自賠責保険」は、無責任なドライバー(無保険・無資産・事件など)から被害者を守るための、加入義務付け強制保険のこと。
②重量税
名の通りこれは「税金」です。 車の総重量によって納税額が変わります(車が重たい方が高くなります)。
③印紙代
車検の申請書に必要で、金額は一律です(お店によっては、手数料みたいなのも取られるかも…)が、これも無いと車検に通りません。
多くの店は、ここだけ「現金」払いを求める
多くのお店は、車検の検査代・作業代・部品代にあたるところは、クレカ払いOKですが、この「法定費用」だけは現金払いで請求するお店が、現状では大多数。
数年前まで私の知る限り、「法定費用」を現金以外で支払えたお店は、無かったと記憶しています…なので、もしもあったならごめんなさい。
「法定費用」を現金以外で支払えるメリットは、結構大きいです。
①「税金」を支払うのに、ポイントが返ってくる。
②決済方法やキャンペーンによっては、その還元率が1%を超える場合がある。
PayPayで支払えた場合、「PayPayジャンボ」期間中だと抽選ですが、車検費用が全額返金(ポイント還元)の可能性有り。
車検費用と、実際の支払時の明細
車検代金は、「法定費用 + 整備・メンテナンス代金」の合計金額。
「法定費用」は車検の検査合格に必要な金額で、「整備・メンテナンス代金」は、車の状態によって変わるのが普通です…距離も年数も長く乗れば劣化や摩耗も増え、それだけ整備費用もかさみます。
今回車検の、実際の請求額と支払金額とポイントバックがこちらです☟
画像から車検費用の支払代金の約2%が、バックされているのが確認できると思います。
ポイントバックについては決算手段やキャンペーンなどで、その還元率は変わります(PayPayであっても必ず2%ではありません)。
多くは通常の買い物と同じく、還元率は1%が一般的です。
「車検」は、どこで受けれるのか?
車検を受けるための主な場所は、大きく4種類に分けることが出来ます。
※文中の「予防交換」とは、仮にそれをしなくても、車検通過できる整備やメンテナンスのこと。
①カーディーラー(TOYOTAなどの自動車販売店)
整備に関して安心である分、車を預ける期間が長くなる(車検完結まで預ける為、代車を数日乗ることになる)。
デメリットとして、しっかり整備してくれるので、不要な交換(予防交換)が多くなり、交換を承諾すれば車検費用が高くなることがある。
②車検専門店(マッハ車検など)
予約制で、車を持ち込んで立ち合い見積もり後、その場で車検仮完了まで行う。
車検専門店は、検査を60分程度で終えることができ、予防的な交換も控えめなので、私のように車検時に車を預けることが嫌いな人には向いています。
デメリット部分は、後日「車検証と車検シール」を取りに行く必要があります。
③中古車販売店(ガリバーやネクステージなど)
基本的な流れや状態は、②の車検専門店と同じ場合が多いです。
デメリット部分は、中古車専門店なので車検にもっていくと、買い替え予定なんて当分なくても買い替えを勧められたりしますが、聞き流していれば問題はないと思います。
余談ですが…お店によってはディーラーのように預かり車検の場合があります…ビックモーターが大きな社会問題になりましたから、不正な修理や整備をすることはないと思いますが、店舗がどこであろうと車を預けること自体、私は嫌ですね。
④カー用品店(オートバックスなど)
こちらも車検専門店のような感じのところが多いです。
デメリット部分は、カー用品店なので品ぞろえが良く、予防交換を多く勧められるために、交換を承諾すれば車検費用が増える場合があります。
結局、何処で受けたらいいのか?
自分が車を安心して預けられる場所であれば、どこでも構わないと思います。
因みに、わたしの場合の選考基準は、
①全ての車検代金を、現金以外で支払いが可能
+
②車を預けない車検(検査終了後、保安基準適合標章で即帰宅)です。
※保安基準適合標章とは、車検シールは即時発行ではないので、その間の、「仮の車検シール」の事。
この辺りでは、②の車検専門店がその条件を満たしているので、そこでしています。
車検は、ここにも注意!
車検の「整備・メンテナンス代金」にも、2種類の整備があります。
①車検の通過要(車検証取得に必要)整備
②先ほども触れた、予防交換(車検証取得には不要)である整備
②の方は次の車検まで持ちそうもなく、交換しておいた方が安全だったり、劣化後の異音防止だったりの良い面もあるのですが、利益優先で必要のない交換・整備までしてくる店舗も稀にあります。
納得のいかない説明や、「それは本当に必要なのかな?」と感じた場合は、一言「これは、車検通過に必要な整備ですか?」と勇気をもって聞いてみることも大切です。
現在は車自体の性能が向上しているために、車検はどこで受けても大差はありません。
「車検ついでに…」という理由で、「予防交換」作業をすべて受け入れてしまうと、車検代が増える要因なので注意が必要であり、ここで車検を受ける場所によっての金額差が出ます。
しかし、全てが利益のためだけに交換を提案しているわけでもなく、「車検に通らないわけじゃないから…」と、作業拒否ばかりを選択していると、車の不調の原因になる事もまた事実です。
走行中の異音や、運転中の違和感の原因にもつながります。
オイル交換などがその代表例で、普段あまり意識して交換しないのであれば、車検時の提案は受け入れるのが無難ですね。
まとめ
新車後3年目、以後2年ごとの車検は、日本独自の規制です。
これがあるおかげで、日本には道路上に突如停止してる車がいなかったり、中古車でも極端なハズレ車がないのもまた事実。
現代は、車がお金ばかりかかる贅沢品の様な代物になってきてしまっています。
少しでもお得に出来る方法を、選択して生活していくことが必要であることは言うまでもありません。
今回も大した手間もかけずに、ちょっとした支払方法の違いだけで、お得に出来る方法です。
気になった方は、ネットで車検を受けるお店のウェブページを検索すれば「車検費用の支払可能な方法」までを調べられますので、今後は、車検も「現金以外の支払い方法を意識して」選択しましょう。