日常の生活術

14・【家と車は贅沢(ぜいたく)税の温床】手にする時は、税金の額も考慮して購入!!

そんなに贅沢しているつもりはないけど…

「マイホーム」は正直なところ、「賃貸」や「同居」という選択肢も選べる中で獲得するものなので、「贅沢ぜいたく」と言われれば贅沢なのかもしれない。

しかし、車に関しては交通インフラはどこでも平等に整備されているわけでもなく、車が無ければ生活がままならない場所も日本には数多く存在しています。

車を利用する者から交通インフラに関する資金を徴収するのも一定の理解はできます。

けれど、車に関しては徴収する物の種類や額が多過ぎて、「贅沢品なんだから仕方ない…」というレベルをはるかに通り越しているのが現状だと感じるのです。

ま、ここでどんなにわたしが切実な思いを訴えても、国税庁も「そうか…大変だったな、じゃぁ…」とはならないので、「家」や「車」を購入することで、どんな税金が徴収されているのかを確認してみましょう。

「贅沢税」とは、「なんか、取られていることに納得いかないな~」とか、「皆から取る税金ではないのに金額高過ぎじゃない?」と、個人の見解で感じている徴収税を「贅沢税(贅沢してると思われて取られているんじゃない?って、感じる・・・税金)」と表現しているだけなので、

個人の意見です。 実際の状況とは異なります。

ということは、ご了解願います。

マイホームにかかる「贅沢税」

マイホームにかかる「贅沢税」は、ズバリ「固定資産税」です。

別記事でも書きましたが、「自分の土地」に「自分の家」を建てただけなのに、毎年徴収されます。

国から借りた土地や、国の援助を得て家を建設したのならわかりますが、全て自分のお金で建てた物です。

何か納得いかない気もするのですが、納税しないと最終的に強制徴収に切り替わるだけですので、支払わない事に何のメリットもありません。

そして、この「固定資産税」が「贅沢税」だと感じるのは、場合によっては20%くらいまで減ることはあるかもしれませんが、基本的には価格減はほぼ無く、どんなに年月が経過しても0円に向かうわけでもなく、永遠に取られ続けます(家屋を解体したりすれば別ですが…)。

金額に関しては地域などによってピンキリですが、地方都市の郊外新築で一般的な広さ(チラシ等の建売をイメージしてもらえたらその位の大きさ広さです。)で土地+建物で年間150,000円~200,000円程度が相場ではないでしょうか?

金額は本当に、同じ土地の広さに全く同じ家を建ても、街が(場所が)変われば金額も全然違いますので、具体的な金額を提示するのは難しいです(調べればわかりますが、場所をピンポイントで指定して、家の広さなどを考慮しないと金額が変わってしまいますので…)。

税金とは別で、マイホームを購入することで必要なランニングコスト(管理・維持費)は他に①ローン金利・②火災保険・③不定期の修繕費(床下防虫や外壁メンテナンス料等)・④カーテンや生活家電等の備品、があります。

火災保険に関しては、賃貸の様に定期的に支払うのではなく、35年分を前払いという形にして一括で住宅ローンに組込む支払い方法がありますので、その方法であればランニングコストから省くことは可能(地震保険は最大で5年までしか前払いできません)。

マイホームは最初にかかる金額はとても大きなものですが購入代金(金利分も含)以外では、一番の負担は、やはり毎年徴収される「固定資産税」という事になります。

車にかかる「贅沢税」

まず、コンパクトカー(車検時中型車扱い・1,000CC程度)を前提。

購入時に請求される税金は、①自動車税・②重量税・③自賠責保険(保険という名ですが強制徴収されます)ですが50,000円~60,000円程度(購入時期での違いや、免税や税制度の変更等ありますので「程度」としてます)請求されます。

新車購入では3年後~、以後2年おきに法定検査の「車検」という検査時にも税金請求です。

車検時の2年毎(2022年現在)では、重量税24,600円+自賠責保険20,010円で、合計45,000円程度(千円以下は切上げしてます)。

そして、毎年・・5月頃自宅に届く自動車税です。

1,000CCの自動車税現在価格は25,000円(車の排気量が増えれば税金も当然増加します→因みに6,000CC超だと110,000円)。

以上、税金だけ・・・・で年間“約”47,000円の負担です。

生活に欠かせないものでこれだけ徴収されるのは、結構な負担になります。

コンパクトカーでこの値段であれば、これは「贅沢税」と呼べるレベルではないでしょうか?

車に関しては他に、①ガソリン代・②自動車任意保険・③オイル交換や洗車等のメンテナンス代・④ナビやETC等備品(場合による)もランニングコストとして考慮しておかなくてはなりません。

「自動車任意・・保険」に関しては、「自賠責・・・保険に入っているじゃないか?」と、思われる方もいるようですが、「もしも」の事態が起きてしまった時は「自賠責保険」ではカバーしきれないのが実情です。

「自賠責保険」は最高の保証額が3,000万円までしかなく、人身事故(人との事故)にしか対応していません(自動車任意保険無保険・・・の車と事故に遭い、加害・・者の相手に支払い能力が無いと、事故に遭っているのに金銭的保証が受けられず、被害・・者がただただ泣き寝入りするしかないのを防ぐ為の強制保険です)。

一度大きな事故を起こしてしまえば、その請求額は8,000万円とか9,000万円とか、場合によっては1億円を超えることだって普通にあります(フェラーリやランボールギーニと事故を起こしただけでも、過失割合によっては数千万円必要です)。

自動車任意保険に入っていなかったばかりに、残りの人生が「ひたすら働いて借金返済だけの人生」に変貌へんぼうしてしまいます。

以上の事から、自動車任意保険には確実に加入しておきましょう。

税金に消費税が請求されている「ガソリン」

現在、ガソリン価格の約43%は税金です。

まぁ、ここに関しては私の意見とすれば、道路管理・維持を含めて必要な金額として納得が出来ます。

車を快適に利用するための財源として必要ですし、車を持っている者が大くそれを利用することになるのですから…。

ガソリンにかかっている税金(2022.6月現在)

①関税(1ℓ/0.2円を輸入時に徴収)

②地球温暖化対策税(㎘/17,320円を製造者から徴収←平成22年時の価格)

ここから消費者請求されるもの↓

③ガソリン税(1)・揮発油税/地方揮発油税・1ℓ/28.7円 +

ガソリン税(2)・暫定税率・1ℓ/25.1円 で、

合計1ℓ/53.8円

④石油石炭税・1ℓ/2.8円

わかりやすく165円のガソリンを40ℓ入れたとすると・・・

金額(円) 内訳(円)
本体価格 3,736
ガソリン税(本則) 2,152 1,148
ガソリン税(暫定) 1,004
石油石炭税 112
小計 6,000
消費税 600
合計金額 6,600

って感じになります。

お気づき?の通り、ガソリンに関しては二重課税(税金に消費税が加算される状況)になっていますが、消費者の皆さんからの不満の声が小さく、国会で大した議論もされないまま現在に至っているようです。

後、2022年6月から1ℓ/37.3円の補助金を、石油元売り会社に出すとしていますが、これももちろん税金から支払われてます。

高騰するガソリン価格を抑えるためだそうです…他に抑える方法がありそうですけどね。

まとめ

家と車は生活の基盤となるものです。

交通インフラが整備されている都会では、車が無くても生活は成り立ちますが、地方都市に行けば車が必要になり、そこからさらに郊外へ住めば車が無くては生活が出来ません。

買い物はもちろん、会社にすらまともに通えなくなってしまうのは明らかです。

それが贅沢なのかは、それぞれ意見が分かれると思いますが、請求されている(納めている)税金が生活の負担になっているのも実情だと思います。

「家」や「車」を購入する際は、本体価格や諸費用だけに目を奪われるのではなく、ランニングコストまで考慮して、収入と支出の適切なバランスを考えるようにしましょう。