「自動車任意保険」は、同じ保険会社で契約すると、だんだん高くなる!?
私は、車を使用しないと、日常生活がままならない地域に居住してます。
今年は、自動車保有生活が始まって25年目。
過去に保有した自動車の台数は4台で、そのうち最初の車だけは車検のタイミングの2年で買い換えましたが、その後は乗換えタイミングを平均すると7~8年間保有。
その中で、支払う額が結構な金額になるので、毎回(毎年)敏感になっていることがあります。
それは、自動車の「任意保険」です。
結果論から申しますと、自動車の任意保険は、継続期間3年目くらいになると、だんだん価格が上昇し出します。
当然のことながら、契約条件は前年と全く同じで、保険利用も一切ありません。
どの保険会社でも同じような状態になるので、私の場合はどんなに長くても5年目を迎える頃には保険料金を抑えるために、保険会社を移動することになります。
私の場合は保険に関して、「とにかく保険料を安く抑えたい派」の人間です。
保険会社に価格が上がる理由を尋ねると、どこも「毎年保険料率を見直しており、保険料率の改定によって保険料が上がることもあります…」との回答です。
なので、「また、上がりだしたな…」と思って、その金額が前年支払より数千円にもなると、一括見積サイトを利用して保険料金を確認。
すると、現保険会社と契約・補償内容が同じはずなのに、当たり前に5,000円~10,000円程度安い金額の保険会社(2~3社)がリストアップされます。
一般的には安くなる
自動車の任意保険は、一般的に保険を利用しなければ等級が上がり、保険料金は下がっていくものです。
私の場合は、最初の自動車保有時から「任意保険」を使用する機会がなく来れたので、等級も毎年順調に上がり続け、現在はずっと20等級(一般的な保険会社では上限です…が、共済組合などでは、独自の上限を設けている場合があります)で継続しています。
20等級になってからは、現在4社目の保険会社を利用中です。
「ナゼ、4社も乗換えなくてはいけなかったのか?」と、言いますと、先ほども書きましたが、保険は安く抑えたいのに「継続3年目くらいから保険料が急に上がり出す事」が理由。
実際にあった、具体的な保険金額(年間)で表現すると…
1年目 | 15,000円 |
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2年目 | 14,500円 |
3年目 | 17,000円 |
4年目 | 20,000円 |
(正確な金額は忘れたので)端数は省いていますが、こんな感じです。
日本国内での大災害などがあった場合は、保険会社の負担金額も増加するので、保険金額上昇も多少仕方がない部分もあるのでしょうが、そんなこととは無縁の年でさえこのような上がり方は変わりません。
3年目くらいまでの金額であれば、手続きの手間を考えて「継続」を選択するのですが、4年目の提示金額になると流石に、「理由がいぶかしい金額上昇に、イラ立ちが収まらず」に保険会社を乗り換えます。
勿論、サイトの「一括見積」で金額が現状とそんなに変わらないのであれば、「継続」を選択しますが、契約条件に変化もなく保険金額が数千円も上がっている場合は、毎回よその保険会社の方が安い見積もりが提示されるものです。
因みに、この4年目提示金額のタイミングで、乗り換えた後の保険会社の新規保険金額(契約条件同じ)は、12,600円…4年目見積もり提示額と比較すれば7,400円も安く済みました(10円以下端数除く)。
「継続」サービスには、何のメリットもない
契約更新時には、必ずと言っていいほど「継続」に対し、「抽選プレゼント」や「契約特典」を用意してきますが、全く必要ありません。
仮に、ポイントの様な必ずもらえるプレゼントであったとしても「その金額は、間違いなく保険料に含まれています」。
他にも例えば、「継続」により契約オプションが無料付帯されるようなサービスであったとしても、他の保険会社では数百円でプラスできるモノだったりして、結果的に「継続」を選択した方が高くなってしまっている場合も否定できません。
「対応」や「安心」を求めるなら、大手の損保会社でいい
世間話で「保険」の話をしていると、「その人(保険担当者)が、すごく信用できる人だから…」とか、「保険の事とかよくわからないから、(保険担当者や身内などに)全て任せている…」という方が一定数存在します。
そのこと自体は、否定しようとは思いません。
「事故対応が、一流の保険会社にお任せしたい…」とか、「起こりうる全ての危機的な可能性に対して、安心が欲しい…」というのもその人の価値観であり、「安心」にお金を支払うというのも人生の選択肢として存在するからです。
「とにかく保険料を安く抑えたい派」の保険契約条件では、「対応力」や「安心」に関して日本の大手損保会社に全くかないません。
価格が安くできる保険会社の保険料が安い分は、「対応力」や「安心」に対し、サービスや人件費(人員)の部分が削られています。
このように金額を最優先にした契約をする場合は、もしもが起きてしまった時「ある程度自分で対応する能力(覚悟)」が必要です。
例えば、事故等で状況・過失を無視して自分が有利に立つために、一方的に圧力や言いがかりを付けてくる人に対し、毅然とした態度で接しなければなりません。
自分に過失がある場合は仕方ないのですが、こちらは特に過失もないのに、相手の圧力に屈して泣き寝入りしてしまう可能性が高い人は、価格重視の保険選びでは厳しいかと思われます。
極端な話、保険会社で対応する人によっては、過失割合が変わってしまうからです。
まとめ
これまで私は、日本の大手損保会社での保険契約の経験が初期の数年しかなく、大手保険会社でそれなりの保険料を納めている保険契約では、もしかしたらこのような事は無いかもしれません。
「とにかく保険料を安く抑えたい…」を追求した結果、このような保険金額上昇と一括見積結果が体験としてあったので、今回記事にしました。
保険会社の「毎年保険料率を見直しており、保険料率の改定によって保険料が上がることもあります…」との回答結果の通り…
保険金額の決定過程は外部からは明確に判断できないので、「必ずこうなる!」とまでは断言できませんが、私の結果(経験)論としての意見です。
そこは、ご理解ください。
決して、「保険は、安いのが正」と言いたいのではありませんし、その様な価値観を押し付けようとは思っていません。
安くできる方法や、経験があるのをお伝えしたいだけです。
自分は「保険料を安くしたい…」のか、それとも「安心が欲しい…」のかを見極めて、バランスが取れた保険契約をしたいですね。