日常の生活術

32・キャッシュレス決済は、【ご利用速報のお知らせ】を設定して不正利用を防止!!

「ご利用速報のお知らせ」を設定して不正利用を防止!!

現在、決済方法の多様化によって、現金以外の支払方法が当たり前の時代に変わってきています。

私自身も、普段から子どもの「習い事」の月謝以外は、ほぼ現金を利用することがありません。

ゲームセンターですらキャッシュレス決済(対応している店舗であれば)を利用します。

とても便利ですし、必要な支払に当たり前に利用しているだけで勝手にポイントも貯まっていきますので、ポイント目当てでタイパも悪く手間もかかる「ポイ活」なんて全くもって不要です。

しかし、そんな中このキャッシュレス決済にも1つだけ「不正利用」といった、大きな問題があります。

実際に私自身も、数年前にクレジットカード(以後の文、「クレカ」と略します)の「不正利用」をされた経験があります。

そんな事件があると、気分が悪くなるだけでなく「まだ、追加で不正利用をされるのでは?」とか、「どこからカード情報が漏れたのだろう…」などと、不要な心配事に神経を使わされることになります。

一番最悪なのは近年、それによるコールセンターへの連絡や対応が「面倒臭くなっている」ことです。

これは、企業側からしたら「カスハラ」の防止や人員削減(自動AI対応)などの理由があるのですが、一刻も早い対応をお願いしたいこちら側としては迷惑極まりない状態。

「不正利用」に対し、こちら側として出来る最善の方法に「状況確認」と「証拠集め」があります。

それが「ご利用速報のお知らせ」

設定をしておくだけで、自分がどんな支払い利用をしたかの確認も取れますし、「不正利用」を察知さっちした場合は、その届いたお知らせを「スクショ」でもしておけば、コールセンターなどに問い合わせた際の対応もスムーズになります。

「えっ?何?、この決済記録…」

過去に、クレカを不正利用された経験があると書きましたが、その当時「ご利用速報のお知らせ」は一般的な利用手段ではなく、その悪用されたクレカ会社もその機能はありませんでした。

では、「なぜ気が付けたか?」と言いますと、もともと私はうたがい深く、事ある毎にクレカのアプリを開いては利用額を確認している様な人間です。

ですから、ある日クレカ利用額を確認した時に、「えっ?」と一瞬にして異変いへんに気が付きました。

調べると、女性化粧品のサイトから11,000円の商品を2つ購入(合計22,000円利用)していることまで確認が取れ、即クレカ会社に連絡を入れ、クレカの利用停止とカード番号の変更を余儀よぎなくされたのを覚えています。

因みに、クレカの不正利用が発覚し、その部分の利用を「取り消し」要求する場合、クレカの「利用停止」と「番号変更」は必須ひっす条件です。

コロナ禍後の、カスタマーサービス(コールセンター)の問題点

コロナ禍に人の移動制限、サービスの簡略化の波が一気に押し寄せ、カスタマーサービスのり方が変わってしまっています。

そこに先ほども触れましたが、カスタマーハラスメント(カスハラ)の対応方法の見直しなども重なって、カスタマーサービスは、結論としてユーザー側には大変不便・・なりました。

大きく2点です。

①フリーダイヤル(発信側の通話無料サービス)ではない企業が多くなった。

②AI対応(自動対応)に切り替わった。

これらの変化は、企業側にはメリットが大きいですが、「いざ」となった時の対応にユーザーはとても時間と労力がかかります。

①については、電話会社の通話料無料サービス不対応・・・の番号も存在し、一撃いちげきで高額の通話料が発生する可能性も有。

最近なのですが、「じゃらん」でホテルを予約した際、翌日「空き情報は、手違いでした…」とホテル側から一方的にメールによるキャンセルを提示された挙句あげく、宿代の「クレカ決済は有効」のままでしたので、「じゃらん」に状況説明を依頼するのに電話をしました。

それが、フリーダイヤル対応ではなく、待ち時間に10分以上かかり無料通話対象外の通話でしたから、その電話だけで通話料900円ほど請求される羽目に…今回の件で、どちらかと言えば「こちらに落ち度はない」と思っていたので、この請求は残念な結果です。

②については、AI対応も良いのですが、こちらの知っている情報ばかり(一般的に高確率で問合せの多い内容と、開示情報から知り得ることの出来る内容)でしか対応していませんので、「個別案件」には全く対応できず、正直なところこの手の「自動対応AI」は、私にとって全く何の役にも立ちません。

「ご利用速報のお知らせ」の設定方法

それぞれのクレカで設定方法に多少の違いはあるのですが、今回は「dカード」での設定方法を紹介したいと思います。

「ご利用速報のお知らせ」の設定において、どのクレカでも共通して必要なことは、クレカのアプリのダウンロードは必須です。

全てのクレカの情報を把握しているわけではありませんので、断言はできませんが、例えば「PayPayカード」であれば「PayPayアプリ」は必須ですし、「dカード」であれば「dカードアプリ」は必須。

多くの場合、そのクレカアプリの「アカウント設定」から「ご利用速報のお知らせ」を設定できます。

手順

①・「dカード」アプリを開いて右上の3本線をタップ(軽くたたく)。

②・開いたウィンドウの「カードのセキュリティ」をタップ。

③・後は「設定に進む」から「設定する」に変更すれば、「ご利用速報のお知らせ」が届くことになります。

設定が終わるとこのような「ご利用速報のお知らせ」が届きます

これは、「d払い」による「ご利用速報のお知らせ」ですが、決済方法は「dカード」決済なので、「dカード」の「ご利用速報のお知らせ」として届いたものです。

この場合は、支払方法の都合で2つ届くことになります。

㊟・「dカード」の直接利用であれば、赤丸()の「ご利用速報のお知らせ」しか届きません。

通知の「コチラ」部分をタップすると、速報情報が見れます。

何も難しいことはなく、「dカード」アプリさえ準備出来ていれば、意外と簡単に設定できてしまいます。

因みに、「バーコードやQR決済(PayPayやd払いなど)」でも、アプリのアカウント設定画面の「セキュリティ」の項目から「ご利用速報のお知らせ」を設定できる場合がほとんどです(お知らせ自体の「呼び名」はクレカ会社によっては、違うかもしれません…)。

安心して利用できるようになった

現在私は、メイン使いのクレカが2枚です。

どう利用しているかまでは、ここでは説明しませんが、この2枚とも「ご利用速報のお知らせ」を設定しているので、利用があるとスマホの「お知らせ機能」からすぐに確認が取れ、安心してクレカを利用することが出来ます。

あったらもちろん困るのですが、仮に不正利用があったとしても、即座に調査や対応が可能。

その月の「請求額のお知らせ」などが届いても、いちいち調べたり不安がる必要もないのです(それでも、自分がどんな使い方をしているかを知るためには、一応の確認は必要だと思います)。

「お知らせ」には注意点も!

「ご利用速報のお知らせ」には、注意しなくてはいけない点もあります。

予約購入商品や抽選購入商品などには、決済確定までにタイムラグ(時間差)が生じる場合が…

ある日突然「ご利用速報のお知らせ」が届いたけれど、身に覚えがない…

しかし、それは忘れているだけで、自分自身が数か月前に予約購入決済している場合なども考えられるのです(予約なので即決済にはなっておらず、商品の存在の確認が取れて後日決済確定になる場合もあります)。

「ご利用速報のお知らせ」は、利用結果と金額を教えてくれるだけで、必ずしも利用先の情報まで記載されていない場合があります(私の場合は、電力会社が利用先情報がなく金額のみのお知らせで、毎回「ドキッ」とさせられます…)。

慌ててクレカ会社に連絡をしたら、「自分が過去に利用していたものだった…」とはならないような注意(スクショやメモ書き)も必要です。

まとめ

昔と違って、現在は情報に溢れています。

個人情報は、何かに加入するたびに書き込んだり入力もするし、裏では売買もされており、漏洩ろうえいを完全に防ぐことなど不可能に近いです。

私生活を快適で安心して過ごすためには、ある程度自分自身で注意を払い、身を守る必要があります。

詐欺さぎもどんどん巧妙こうみょうになり、誰がだまされるかなんてわかったものではありません。

お金持ちには「お金持ちを」、庶民には「庶民を」、貧しければ「貧しい人を」標的にし、それぞれに対応した詐欺師やだましの集団が存在するのです。

「私はお金がないから、大丈夫」なんて言っていられません。

無いなら、ある所(身内や借金をさせて)から引っ張り出させてまでむしり取ろうとするやからも存在します。

極論きょくろん、自分のお金は自分で守るしかありません。

この機会に、是非ぜひご自身のセキュリティレベルを上げることを検討してみましょう。