「投資」超初心者

⑤. 金融商品の【購入】に手を付ける前に、まずしておくべきこと!

あわてない

経済的に余裕が出てくると、すぐに「投資」商品購入に行動を移してしまいそうですが、まずしておくべきことがあります。

再三、過去記事でも述べてきましたが、「投資」の世界に「絶対」は存在しません!

「信託投資」という種類のリスク「中」程度の商品で堅実に行ければいいのですが、中には「少しでも早く、少しでも多くリターンを多く得たい」という人もいても不思議なことはないですよね。

特にそのような人達に強く言っておきたい事なのですが、まず「生活防衛資金」を準備しておきましょう。

それに、「投資信託」のような損失リスクが中堅クラス(正直、リスク・・・は低い方の部類かもしれません…)であっても、将来必ず増えているという保証はありません(増えている可能性・・・は高いです…)。

「生活防衛資金」とは

「生活防衛資金」とは、字で想像できると思いますが、「もしも」に備えた「生活費」です。

例えば「投資」商品で「株」を購入して、数か月後に「~ショック」のような世界的な株の大暴落が起きて、その会社が「倒産をしてしまった…」となった時。

もう、その「株」の資産価値はゼロです。

もし10万円でそれを購入していたとしたら、「10万円で購入したゴミ」同然。

そんな時に普段の生活費から「投資」資金を捻出していたとしたら…

単純にそれまで「投資」したお金をすべて無くしてしまったようなものですよね。

オマケに、安全に「投資」でなく、「預・貯金」をしていれば、10万円貯蓄になっていたはずのお金もない…

なんて状況におちいります。

それを防ぐ為の「資金」こそ、「生活防衛資金」です。

どれぐらいの「生活防衛資金」が必要か

どれくらいが確実で、どれくらいが不安が無いのかは人それぞれなので、ここでは他の書籍等でも紹介されている一般的な目安金額です。

会社員であれば、給料の約3ヶ月分(約50万円)程度。

個人事業主(自営業)であれば給料の約6ヶ月分(約100万円)程度です。

投資金額がある日突然0円、になってしまう事は、考えにくいのですが、「絶対にない」とまで言い切れないのも、また事実。

これくらいの「生活防衛資金」を用意しておけば、何か大変な事態があった時でも「食いつなぐ事は可能ですよね?」という発想の金額です。

「投資」の損失時だけではない、「いざ」という時の防衛資金

「生活防衛」ですので、「投資」の損失に備えるだけではありません。

他にも大きな病気で長期入院になり、仕事が出来なくなってしまった時…や、どうしても会社に馴染めずに自己都合の退職をしてしまった時等の備え(自己都合退職の失業保険は3ヶ月の給付制限がかかります)にもなります。

「投資」は必要であっても、生活が回らなくなるような事態にまで追い込んで、しなくていけない事ではないのです。

「いざ」という逃げ道は、常に用意しておかなくてはいけません。

トランプゲームで言えば、「ジョーカー」(最後の切り札)です。

それが準備出来てからの「投資」で十分。

まとめ

「投資」の「いざ」という時の為に準備しておきべきものは、「生活防衛資金」です。

もっとわかりやすく具体的に言えば、「預・貯金」です。

ずは「貯める!」

そして、その後に「投資」にチャレンジだ…という気持ちで始めましょう。

焦って、とりあえずしてみる(失敗も含め経験してみる)事も大切ですが、注意はしたのに「ぼったくりにやられた…」とか「株価大暴落に巻き込まれた…」などで、生活が回らなくなるような事態になってしまっては、本末転倒です。

「投資」に「絶対はない!」を肝に銘じて、「最悪な事態が起きても大丈夫!」と言えるくらいな準備をしてから「投資」に望みましょう。