ちょっと調べれば自分で直せる?
私の嫁さんは、よく?…たまに、家のモノを破壊してしまいます。
普段は動くものが動かないと、「力ずく」で動かそうとするのです。
掃除機、部屋のスライドドア、プッシュ式のごみ箱の蓋等、数々の破壊された物を私は修理してきました。
もちろん、修理に専門的知識の必要のないものばかりですが…
最近は、「お風呂」の出入り口の「ドア取手」を破壊しました。
↑一見何事もないかのような感じに見える(左側)
近づくと取手の上側が、ネジの付け根から見事に分裂(右側)↗
この状態では、取手を引いてもドアが開かず、サッシとドアの間に指を突っ込んで、ドアの外枠をつかんで開けるしか開ける方法はありません。
破損原因は、親(母)子3人でお風呂に入ってた時に、息子二人による「ふざけ合い」の結果、弟を置いて先に出た兄が、外側からお風呂ドアのカギを閉めたことです(お風呂場なので、カギは内側からでも開く簡易型です)。
後から、息子(弟)と嫁がお風呂から出ようとすると、「ドアが開かない…」ので、嫁さんが「ムリヤリ」開けようとした結果、「ドア取手が折れた…」とのこと。
ドアが動かない時点で、異変に気付いて欲しいのですが…
当初は「瞬間接着剤」・「エポキシ2種混合強力接着剤」等試しましたが、浴室は簡易の防水ドアですので、ある程度の力を加えないと開きません。
ボンドは基本「動かすもの」には不向きなので、それで取手を付けても、開けようと力を入れた途端に、結局外れてしまいます。
「取り替える修理しかないか…。」
何で、「修理代」はこんなに高いの?
家のお風呂は、「TОTО」の「サザナ」というシリーズのユニットバスです。
Googleで「TОTО 浴室ドア 修理」等と検索をかけると、だいたい修理代金8万円~12万円くらいで出てきます。
しかも「LIXIL」と「Panasonic」と「YKK」に関しては、交換用の「浴室のドア取手」に関しての部品が販売されているのすが、「TОTО」のみ取り扱いがありません。
各メーカーの交換用取手のみの販売価格は4,000円~5,000円程度です。
何となく検索を続けていけば「TОTО」に関しては、「修理を依頼するのが賢明です…」みたいな内容まで出てきます。
「TОTО」のメーカー側は、ドア取手が壊れたのに、「ドアごと交換して…」と言わんばかりです。
「同じものはない」、けれど…
浴室ドアの取手を壊してしまった場合に「TОTО」だけが、「罰ゲーム」のような金額でドアを修理しなくてはいけないのが納得できずに、検索を続けると「あること」に気が付きました。
他メーカーの商品ではありますが、良心的な販売業者さんが、ドア取手の詳しい寸法(カタログ値)を販売サイト上に写真付きで掲載してくれているのです。
「ん? もしかしたら同じ寸法が存在するのか…?」
と、さっそく家の浴室のドア取手寸法を測ると、「同じ寸法があるじゃないか…」ということが判明しました。
「YKK」の商品なのですが、ドア取り付けに必要な寸法が「TОTО」と見事に一致しました。
取手の取付けに実際必要な寸法は、2か所のみ(〇の場所)。
ネジ穴の位置(260㎜幅)と、ドアの厚み(29㎜幅)。
今回は、そもそも違うメーカーのモノを取り付けるので、ドア取手の形状や色は当初のモノとは変わってしまいます…が、色まで一緒であれば、普通に見ても変化には気づけないでしょう…
それどころか、使用できればその事はさほど問題ではないので、交換した後は違う事を気にもしないでしょう。
もし私の家の「浴室ドア取手」の形状を見て「これは、純正(当初)のモノではありませんね…」なんてことになったら、相当の「TОTОマニア」レベルです。
そして、「YKKとTОTОは同じサイズです…」と書いてくれていれば発見しやすく購入者側は助かるのに、なぜその販売サイトにそのことを、記載していないかも察しました。
ここは私の憶測ですが、普通の人は浴室ドアを壊れることを予測して、予備品を備えることはしません。
しかし、一度それが必要になれば、私のように、「急いで焦って」部品を探します。
部品が届いた後になって、「TОTОの商品だと勘違い」や「寸法確認間違い」などで不具合が生じた場合の「クレーム」を防止するためなんだな…と。
直せるものは、自分で直す
私も簡単にできる修理等はできますが、専門的知識が必要なことはできません。
今回の「浴室ドア取手」はなんと、ネジ2本のみの修理です。
こんな簡単な修理に、何万円もかけるわけにいきません。
「同じ寸法の商品があるかもしれない」ことを気づけた自分と、寸法を大々的にアピールして掲載してくれいていた業者さんに感謝しながら、さっそく修理です。
↑取手を外すと、こんな感じ(左側)
取り付けに必要な部品は、これだけ(右側)↗
↑取り付け後の脱衣所側(左側)
取り付け後の浴室側(右側)↗
作業時間正味・10分 / 修理費用・4,620円
必要工具・電動ドライバーのみ…なんなら、手動ドライバーでも作業可能。
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まとめ
壊れては困るモノが壊れた時、必要なモノが無くなってしまったのがわかった時など、とりあえずどうやって凌ごうかと考えます。
自分で直すのが「不可能」と判断されれば、専門業者に依頼するしかなくなってしまうでしょう。
対応を急がなくては、生活に支障が出たり、ストレスが加算されたりすると思います。
そんな中でも、一歩立ち止まって「本当に自分で直せないのか?」と、問いかけましょう。
私の場合はいつでも3ステップです。
①・ボンド(破損の場合)で何とかならないかな…
②・自分で直せないかな?
③・仕方なく、専門業者に問い合わせる
です。
そして私は特に②の段階はとても長く取ります。
最低でも、2日は熟考してから判断です。
私の家は、築10年程度の家ですので、そこまでモノが壊れたりしているわけではありませんが、今までで自分で修理できなかったのは、お風呂の給湯システムの異常だけです。
取説を見ながら「あれやこれや」試したのですが結局これは、室外機本体の排水機能に問題があり、制御基板交換まで必要だったので、「さっさと業者に頼んでおけばよかった…」という思い出です(お風呂は1日我慢で済みました…)。
今回の浴室のドア取手に関しても、「すぐに業者」と判断してしまえば、キレイに修理されるでしょうけど、修理代金は何万円も請求されます。
自分で直せば、部品代のみの数千円です。
この差はかなり大きいと思います。
無理に自分で修理しようとして、余計悪くしてしまったり、時間がかかりすぎたり、出来たけど汚く仕上がってしまったら本末転倒になってしまいますので、それはそれで「注意」が必要です。
検討の末、修理を依頼するのなら、正しい判断であることも間違いありません。
ですが、モノが壊れた時などは今一度、「自分で直せる可能性はないか?」と立ち止まってみましょう。